父回想録:別れ

個別記事の管理2014-09-16 (Tue)


  *** もう2ヵ月も前の話になりますが、自分の備忘録として残します ***
  ***   カテゴリの 「家族のこと」 から、続けて読むことが出来ます  ***




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7/6 (日)


静寂の中、突然の電話の音に飛び上がるほどビックリした。
薄暗い部屋の中、とにかく電話に飛び付く。
午前3時40分。
病院からだった。


いつの間にか眠ってしまった頭は軽くパニックを起こし、
すぐさま駆け付ける用意をしていたものの何をどうしていいのかバタバタ。

子供たちを起こし、出かける用意をさせ、タクシー会社に電話を入れる。
こんな時間に電話を掛けたことがない。

なかなか出ない。
そりゃみんな寝てるだろ......

やっとのことで電話に出てくれたものの、
普段なら5分で来るところ、20分掛かると言われる。

間に合わない。

別なところに掛けてみる。
ここもダメ。
4社ほど掛けてみたがどこも20~30分掛かると言われる。

致し方なく、申し訳なかったがいつも利用している1番最初の会社に電話。
快い対応で、もぅ車が戻ってきてますから先程よりは早く着きます、と。
言われた時間よりももっと早くに到着した。


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病室に入ると、シーンと静まり返り、父だけがベッドに寝ていた。
先程までのガーガーと物凄い寝息が無かった。
静かに寝ていた......



ナースステーションに声を掛ける。
当直の医師と看護師が、我々家族の前で臨終の確認をする。
4時14分と記された。


医師が行った後、連絡をくれた看護師が様子を話してくれた。
呼吸が止まり、目を瞑ったのは3時50分頃だったと。

連絡をくれて10分ほどでは、間に合わなかったのは同じだったかもしれない。


母の時もそうだったが、父をも、一人で逝かせてしまった.......



でも、正直、「最期」は見たくない気持ちもある。
どうしても、その場面だけが心に残りそうだからだ。
母も到着した時には静かに眠っていた。
父もそうだった。

そう思うことが私の勝手だとしても、やっぱり最期を見る勇気が無いかもしれない。


間に合わなかったことを父に詫び、苦しさから解放されたことにどこか安堵し、
ガリガリにやせ細った父の体に触れ、子供たちと父に「ありがとう」を伝えた。



寂しさに浸る間もなく、これから数日間の忙しさに覚悟する。




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Theme : 小学生&中学生の母 * Genre : 育児 * Category : 家族のこと
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